「ペットの家族化推進」をミッションとして掲げているスタートアップ企業、株式会社TYL。ペットが健康に暮らせる環境づくりを目指し、動物病院支援とペットの飼い主支援という両輪でサービスを展開しています。
今回は、管理部で契約書の法務チェックや、反社チェックを踏まえた取引可否の判断を行っている梅田さんにお話を伺いました。
反社チェックのプロセスが明確化されていない中で、統制強化のために1日数十件もの反社チェックが必要になり、RoboRoboコンプライアンスチェックの導入に至りました。
RoboRoboコンプライアンスチェックを導入したことで、反社チェックのプロセスの明確化および、効率化を実感したそうです。
そんな梅田さんに、導入に至った経緯や実際に使ってみて魅力を感じているポイント、導入で得られた効果についてインタビューしました。
目次
1日数十件の反社チェックが必要になるが、プロセスが不明瞭だった
──まずはじめに、貴社の事業内容やミッションなどについてお聞かせいただけますか。
TYLではペットと飼い主が健康で幸せな生活を送れるように、ペット医療のDX化を行っています。昨今、従来よりもペットが家族の一員として考えられるようになって来ていますが、ペットや飼い主をサポートするサービスが不足しているのが現状です。
ペットを家族として受け入れ、安心して暮らせる世の中を実現するために、動物病院の支援と飼い主の支援を提供しています。
動物病院などの獣医師やペットナースといった専門人材の不足を解決するべく、人材紹介サービスや求人媒体の運営などを行っています。人材を効率よく集めるための広告運用サービスもあり、ニーズに合わせてご利用いただけます。
動物病院側はもちろんですが、専門人材が就職先を探しやすい環境も整えたいと考えているからです。これから自分のキャリアを考えていく人に対しても、動物に関わる仕事に役立つ資格講座や、学生向けの求人紹介サービスを提供しています。
また、病院経営の課題解決や事業継承についてのコンサルティングサービスも実施しています。そのほか、顧客獲得のためのサイト制作を行う事業も行っており、動物病院の経営がスムーズに行われるよう様々な視点からサポートしています。
飼い主の支援では、「ペットが病院を怖がってしまう」「病院に連れていく時間がない」といったニーズにお応えするため、自宅に獣医師が出向く往診サービスを提供しております。
ペットを飼いたいと思っても、病気や怪我などの対処に不安を感じて踏み切れていない人の後押しにも繋がっていたら嬉しいです。
また、しつけやペットフードの選び方など、ペットに関するあらゆるお悩みを相談できるペットコンシェルジュサービスの運営も行っています。
──そのような貴社において、コンプライアンスチェックや反社チェックについてどのような課題があったのでしょうか?
これらの事業を進めていく上で、適切な会社運営をするために事業スピードに伴走できる法務体制の構築が課題となりました。
求人媒体への掲載やコンサルティング依頼が増えていく中で、適正な取引ができるかどうかの判断が、これまで以上に求められるようになったのです。
統制強化も並行して行っていた影響で、必要な反社チェックは1日に数十件にものぼるようになりました。日々、数十件の稟議が生じ、その都度反社チェックと契約内容の法務チェックを行い、取引するかどうかを判断していました。
しかし、反社チェックの数が増えてしまい手動で賄いきれる状況ではなく、また、反社チェックのプロセスも確立されていませんでした。事業スピードに法務チェックが間に合わず、足を引っ張ってしまっている状態に陥っており、プロセス確立から伴走でき、大幅な工数削減が期待出来るサービスをを探していたのです。
無料トライアルにて作業工数削減のイメージができ、使いやすさにも魅力を感じた
──そうした課題を抱えている中で、RoboRoboコンプライアンスチェックを導入するに至った経緯についてお聞かせください。
前述の通り、反社チェックについての知識をもった人材がおらず、プロセスが確立されていなかったため、専門サービスの利用を検討していました。
また、手動でこなせる量ではなく、事業スピードに合わせた迅速なチェックが求められるため、自動的にチェックを行えるツールの利用が良いだろうと考えていました。
ツール選びにおいては、とにかく作業工程を削減して業務効率アップを目指したいとの思いから、CSVなどを用いて一括で情報登録ができる機能を搭載しているかどうかも重要でした。
また、IPOのために反社会的勢力とのつながりを排除する仕組みを確立・提示する必要があり、反社チェックを実施している記録が残せる機能があるツールが良いなとも感じていましたね。
──実際にRoboRoboコンプライアンスチェックの導入に踏み切った決め手はなんでしたか。
RoboRoboコンプライアンスチェックは、調査対象をExcelファイルから一括登録し、1クリックで調査できるので魅力を感じました。チェック履歴の保存も自動で行われますし、必要に応じてダウンロードできるためデータ管理も容易だろうと思ったのが最初のきっかけです。
求めていた機能が揃っていたので、無料トライアルを活用して実際にRoboRoboコンプライアンスチェックの使用感を確かめました。
画面がシンプルでわかりやすく、初めてでも操作に困らなかったですし、実際にチェックを実行することで作業工数を大幅に削減できるのが実感できたのが決め手となりました。
自動化により反社チェックのプロセスが確立され、業務効率も大幅アップ
──RoboRoboコンプライアンスチェックを正式にご契約いただいてから、仕事にどのような効果がありましたか。
ツール選びの際にはあまり気に留めていなかったのですが、チェック結果をAIIが自動判定する機能のおかげで、チェック結果の確認作業も非常にスピーディーに行えました。
リスクを高・中・低の3段階で表示されるため、優先度の高いものからチェックできます。重複データも同時に省かれているので、手作業と比べて劇的に作業効率がアップしています。
確認作業とは言っても、1日に数十件単位で行うと膨大な時間がかかるため、この機能はとても助かっています。判断すべき件数も削減でき、作業時の疲れを感じにくくなりましたし、誰がチェック結果を確認しても同じクオリティを出せるだろうとも思います。今後、チェック件数が増えていってもこれなら対応できるイメージが浮かびます。
また、チェック結果は自動的に保存されるので、後から結果を見返すときに便利です。チェックした時期もわかり、定期的なチェックを行う上でも重宝しています。
導入によって得られる効果については、利用前のイメージ通りで大きなズレはありませんでした。RoboRoboコンプライアンスチェックの導入で作業の効率化が進み、時間を捻出できました。無料トライアルで実際に使ってその感触を確かめられたのも良かったです。
──RoboRoboコンプライアンスチェックはCRMやSFAなどのツールと連携できるようにし、さらにチェックの作業効率化を目指すアップデートを行う予定です。今後、反社チェックに関わる業務でさらなる改善を目指したいことや、RoboRoboコンプライアンスチェックに求める機能はありますでしょうか。
現状の機能だけでもRoboRoboコンプライアンスチェックの機能に満足しており、今の体勢でも十分に日々の業務を進めていけると実感しています。
強いて言うなら、チェックスピードの安定性を向上させていただけると助かります。恐らく使用環境にも関係があるかと思いますが、チェック1件あたり30〜60秒ほどで結果が返ってくる所、稀に〜90秒ほど時間がかかるケースがある為、いつでも安定したパフォーマンスを得られると良いかなと思います。
──TYL株式会社様の業務効率化と事業成長に貢献できるように、RoboRoboコンプライアンスチェックは継続的に機能をアップデートしていきます。梅田さん、お話をお聞かせいただきありがとうございました。