反社チェックの面倒な作業が驚くほどラクに『RoboRoboコンプライアンスチェック』

1,600名以上の従業員や、多くの取引先の反社チェックに活用。親しみやすいUI・UXにより、ストレスフリーで業務に取り組めるように

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M&Aや新規事業開拓を盛んに行い、成長の真っ只中にある株式会社QLSホールディングス。保育事業や介護事業にはじまり、人材派遣事業やモバイル事業など、手掛ける事業は多岐にわたります。

今回お話を伺ったのは、同社で人事総務部長を務める福田祐さん。さまざまな事業を行っているものの、共通するのは無形のサービスを提供すること。そのため、多くの従業員を抱えており、それに比例して新入社員が多いのが現状だそうです。

取引先だけでなく、従業員に対しても反社会的勢力のチェック(以下、反社チェック)を行う同社で、RoboRoboがどのように活用され、どのような課題があるのかを伺いました。

保育や介護から、人材派遣、モバイルまで。多くの従業員や取引先の反社チェックが必要

事業内容と事業規模を教えてください。

福田さん(以下福田):弊社は大きく三つの事業を行っています。一つ目は保育園の運営を行う保育事業で、二つ目は訪問介護を中心とした介護事業です。並行して居宅介護も行っております。そして三つ目は自動車整備士を中心とした人材派遣事業です。 

従業員はグループ全体で1,600名ほどいます。加えて2024年4月から学童保育事業にも力を入れはじめたため、さらに200名ほど従業員が増える予定です。

これまでもM&Aや新規事業開拓を積極的に行ってきました。昨年6月には名古屋証券取引所のネクスト市場に上場しており、まだまだ成長途中の会社です。

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事業内容について語る福田さん

福田さんが在籍する部署では、どのような業務を扱っていますか?

福田:私の部署は人事・総務の業務がメインで、従業員1,600名分の給与計算が業務のなかで大きなウェイトを占めています。加えて法務機能も持っているため、反社チェックも業務の一環です。

反社チェックは従業員と取引先に対して行っています。入社時、あるいは新しくお取引を始めるときはもちろんのこと、スクリーニングといって一年に一回全ての従業員および取引先に対して反社チェックを行うのが定例業務です。

ほかの仕事と掛け持ちで5名の社員が反社チェックを担当しており、スクリーニングの時期になると、5名合わせて一日に20人〜30人程度の反社チェックを行います。

使いやすいUI・UX。ユーザーの視点に立ったストレスフリーな仕様

どのような経緯でRoboRoboコンプライアンスチェックの導入を検討したのでしょうか? また、どのような場面でRoboRoboを活用していますか?

福田:IPO(株式の新規上場)をするにあたり、反社チェックに力を入れる必要がありました。その時に、主幹事証券会社様からRoboRoboを紹介されたのがきっかけです。弊社が属する業界の特徴として、人の出入りが激しいことが挙げられます。新しく入社する方に対して反社チェックを行っており、具体的にはRoboRoboを使って新聞記事をチェックし、起訴された経歴がないか確認しています。

また、弊社には寮がなく、一般の賃貸住宅を借り上げて社宅にしています。そのため、賃貸借契約を結ぶ不動産会社の反社チェックも行っています。

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チェック対象は社員から社宅の不動産会社まで多岐に渡る

実際の使い勝手はいかがですか?

福田:私は前職でもIPOに携わっており、その時は別の反社チェックツールを使用していました。それに比べてRoboRoboは、UI・UXが充実していてわかりやすいのが特徴だと思います。反社チェックに携わる従業員は、必ずしもPCに詳しくありません。個人的には多少機械的なUI・UXでも構いませんが、担当の従業員からすると直感的でストレスフリーな点が、非常に使いやすいようです。

また、RoboRoboを使って反社チェックを行うと、注目度「高」、「中」、「低」と三段階で評価してくれます。優先順位をつけることができるので、助かっています。

ただ、処理を進めるなかで画面遷移がもう少しスピーディーだとありがたいですね。一回あたりにすると1秒や2秒の話ですが、積み重なるとストレスを感じることがあります。

同姓同名のヒットやスクリーニングの方法が課題。残業時間削減に希望を見出す

画面遷移のスピード以外にも、使い勝手や機能などの面で課題はありますか?

福田:同姓同名の方がヒットしてしまう点は改善を希望します。生年月日や年齢を加味して同姓同名を区別できる機能があればありがたいですね。

あとは、一年に一回のスクリーニング作業を少しでも効率化したいです。理想を言うと、CSVファイルをシステムに投入すれば、すぐ結果が返ってくるようなものが便利だと思っています。

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作業スピードに改善の余地ありと指摘

せっかくなのでさらに言わせていただければ、RoboRoboの周辺業務についても要望があります。実は一件の反社チェックにトータルで5分〜10分かかります。稟議がまわってきたら情報を管理表に起こし、その情報をもとにRoboRoboに調べてもらいます。そして、結果を管理表に追加して、次の決裁者に稟議をまわすという工程です。

この一連の工程をAPI連携で解決できないか、費用面も含めて調整、検討中です。ただ、弊社で処理する反社チェックの件数や、反社チェックそのものが売上に直結しないこともあり、費用面で弊社経営陣に納得してもらうのが難しいというのが現状ですね。

最後に細かい点ですが、新聞記事検索という特性上、反社チェックに関係ない記事がヒットすることがあります。その判別や絞り込みができれば、より使いやすくなると思いますね。もちろん、お得な料金プランを提案してくださったり、こちらの要望に対して検討してくださったりするのは非常に助かっています。

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より一層の効率化に期待

RoboRoboにどのような効果を期待しますか?

福田:スクリーニング作業を実施するのは、ちょうど人の出入りが激しくなり、ただでさえ忙しくなる年度末です。そのため、どうしても残業時間が長くなる傾向にあり、すでにオーバーフロー状態です。RoboRoboに期待するのはそうした時期の残業時間の削減です。業務の効率化に、より一層の効果を期待しています。

ありがとうございます。ご期待に応えられるよう、今後も改善に努めます。

取材協力=きいてかく合同会社(いからしひろき・廣石健悟)