「反社を検索する方法は?」
「反社を検索する重要性とは?」
「反社会的勢力排除条項とは?」
上記のような悩みを抱えていませんか?
近年、社会全体がコンプライアンスを重視し、反社との関係を断つことを求められています。反社との関係が明るみに出ると、企業としても大きな損害を被ります。
企業に損害が出ないためにも、反社との関わりがあるかどうか定期的に確認しなければなりません。
「反社チェックをしたいけど方法がわからない」方に向けて、反社を検索する方法を紹介します。
反社を検索する重要性や反社会的勢力排除条項についても紹介するので、参考にしてください。
目次
反社を検索する方法5選
反社と関係を持つことで、企業のイメージが悪くなる悪影響を与えます。
そのため、自社で定期的に反社チェックを行う必要があります。
ここでは、反社を検索する方法がわからない方向けに反社を検索する方法を5つ紹介します。
反社の具体的な検索方法は下記の5つです。
1.Google検索する
2.国税庁のホームページを確認する
3.行政処分の情報を確認する
4.不動産登記情報を調べる
5.反社チェックツールを活用する
それぞれ詳しく解説するので、反社チェックの方法がわからない方は参考にしてください。
Google検索する
Google検索は誰にでもできて、簡単に反社を検索できます。
無料で検索できるため、費用もかかりません。
Google検索するときのキーワードは下記の通りです。
- 暴力団
- 反社
- 行政処分
- フロント企業
- 準構成員
しかし、Google検索にもデメリットがあります。
それは、インターネット上の表面的な情報しか調べられない点です。
インターネットには、本当の情報と嘘の情報が混じっているため、情報の見極めが必要になります。
Google検索は、反社を調べる際の最初のステップとして活用しましょう。
国税庁のホームページを確認する
反社を調べるときには、国税庁のホームページの法人登記番号サイトを確認しましょう。
法人登記番号サイトでは、本当に法人が存在しているのか、住所などを調べられます。
法人の所在地がわかる移動履歴も確認可能です。
法人登記番号サイトを確認して、法人が登録されていない場合や何回も法人の所在地を移動している場合、取引することは危険です。
普通の法人の場合、信頼性を高めるためにサイトに登録するうえ、何回も所在地を移動する必要もありません。
法人登記番号サイトを確認して、怪しいと感じた場合は取引を行うのを避けましょう。
行政処分の情報を確認する
反社を検索する方法の1つとして、行政処分情報を確認する方法があります。
行政処分を受けている場合は、取引先を反社かどうか疑う必要があります。
行政処分を確認できるサイトは下記の通りです。
- 国税庁
- 金融庁
- 職業安定局
- 消費者庁
- 国土交通省
行政処分は、何らかの法律を破った場合に起こります。
行政処分を受けている場合、相手が反社の可能性があるため、契約するときには十分考えた上で検討しましょう。
不動産登記情報を調べる
不動産登記情報を調べることで、相手が反社かどうか調べることが可能です。
不動産登記情報では、物件の所有者や土地を抵当に入れている人物が分かるため、反社からお金を借りているかどうかの判断ができます。
不動産登記情報を調べるためには、法務省の窓口に行く方法と登記情報提供サービスを利用する方法があります。
法務省の窓口に行く方法は金銭面で安く済みますが、手間がかかります。
一方で、登記情報提供サービスの費用は高いですが、手間がかかりません。
どちらともメリット、デメリットがあるため、自分のやりやすい方法で不動産登記情報を調べましょう。
反社チェックツールを活用する
反社を検索する際には、反社チェックツールを活用するのも1つの方法です。
反社チェックツールは、人間が調べるよりも、確実かつ効率的に検索できます。
反社チェックツールには反社を調べるノウハウがあり、AIを使った検索をするツールも存在しています。
自社で反社チェックをしたことがない場合は、反社チェックツールを導入してみましょう。
Google検索で反社をチェックする3つのステップ
反社を検索する方法を紹介しました。検索方法の1つのGoogle検索について細かい方法を解説します。
Google検索で反社をチェックする方法は下記の3ステップです。
1.反社をチェックする検索キーワードを決める
2.検索結果の事実確認をする
3.定期的に検索する
Google検索が苦手な方は、検索の際の参考にしてください。
ステップ1:反社をチェックする検索キーワードを決める
Google検索をするときには、反社を検索するキーワードを決めます。
検索キーワードを決める前に、検索対象は下記の通りです。
- 社名
- 代表者名
- 取締役
- 株主
Google検索をして表示される情報は膨大なため、調べる情報の範囲を決めた上で調べましょう。Google検索の何ページまで調べるような工夫が必要です。
反社を調べるキーワードの一例は下記の通りです。
- 行政指導
- 逮捕
- 罰金
- 不正
- 申告漏れ
上記のキーワードと検索対象を組み合わせながら検索を行いましょう。
ステップ2:検索結果の事実確認をする
Google検索で情報が出た後は、検索結果の事実確認を行いましょう。
検索結果に出ている情報が必ずしも正しいとは限りません。
少しでも怪しい情報がある場合は、個別で調査を行う必要があります。
企業だけで調べられる範囲は限られているため、深く情報を知りたいときは警察や暴追センターに相談するのも1つの方法です。
検索結果の事実確認が終わった後は、データをExcelにまとめて証拠を残すようにしましょう。
証拠の提出を求められたときに有利になります。
ステップ3:定期的に検索する
一度チェックが終わっても、定期的に検索する必要があります。
1回検索しても、2回目に検索したときに情報が変わっている場合があります。
1回のチェックでは不十分ですが、検索を1ヶ月に1回実行すると担当者の負担が大きくなるため、半年や1年に1回を目安に検索することをおすすめします。
反社を検索する3つの重要性
反社を検索する方法を解説しましたが、反社を検索する重要性について理解していない方もいるでしょう。重要性を理解することで、反社とつながることの悪影響を理解できます。
ここでは、反社を検索する重要性を3つ紹介します。
・企業のコンプライアンスと社会的責任を守るため
・企業のイメージを下げないため
・反社へ資金を流さないため
反社を検索する重要性がわからない方は参考にしてください。
企業のコンプライアンスと社会的責任を守るため
反社とのつながりをなくすことは、社会的責任を守る上でも非常に大切です。
近年社会全体でコンプライアンスの意識が高まり、企業に対してもコンプライアンスを遵守する流れが強くなっています。
反社との関わりを持つことは、コンプライアンスの観点から良しとされていません。
国による法改正の流れを見ても、社会的責任の重要性は高まっています。
反社と関わることで、国が定めた法律を破ることにもなります。
企業のコンプライアンスと社会的責任を守るためにも、反社チェックは重要です。
企業のイメージを下げないため
反社との関係が明るみに出ると、企業のイメージが下がります。
上場企業の場合、株主からの評価がとても重要になり、一度企業のイメージが下がると、株価も下がる可能性があります。
株主以外にも顧客や取引先からの印象も大切で、反社と関わりがある企業と取引をしたいと思う会社はありません。
取引がなくなると、企業を存続させることが難しいです。
反社チェックを定期的に実施することで、企業のイメージを下げない工夫ができます。
一度企業の信頼が落ちたら、回復するまでに時間がかかります。
企業のイメージを下げないためにも、反社チェックを行いましょう。
反社へ資金を流さないため
反社とつながることは、犯罪行為の手助けをしていると周りから思われる可能性が高いです。
犯罪行為を手助けしている企業と関わりを持ちたい会社はありません。
企業が反社との関わりを持つと、反社に資金が流れます。
反社は経済的活動を行っていますが、裏では犯罪行為をしている可能性があります。
反社が行っている可能性がある犯罪行為は下記の通りです。
- 暴力団同士の抗争
- 詐欺行為
- 殺人・傷害
社会的責任を果たすためにも、反社へ資金を流さないことが大切です。
相手が反社の可能性が高い場合の対処法
実際に反社チェックを行った結果、反社とつながっている可能性が高いとわかった場合はどうすれば良いのでしょうか。
ここでは、相手が反社の可能性が高い場合の対処法を3つ紹介します。
具体的な対処法は下記の3つです。
・暴追センターに連絡する
・専門の調査機関に相談する
・反社会的勢力排除条項を設定する
それぞれ詳しく解説するため、相手が反社だった場合の対処法がわからない方は参考にしてください。
暴追センターに連絡する
相手が反社の可能性が高い場合は、暴追センターに連絡をしましょう。
暴追センターとは、暴力追放運動推進センターの略で、「暴力団員による不当な防止等に関する法律」に基づいて設立された組織です。
暴追センターは、暴力団から被害を受けた人が相談できる機関であり、各都道府県に設置されています。
暴追センターに情報を問い合わせて、反社と関わりがあった場合は情報開示を求めましょう。
暴追センターの他にも、警察に相談するのも1つです。
警察に問い合わせる場合は、相手の氏名や生年月日、契約書の資料などを準備しておきましょう。
専門の調査機関に相談する
取引先が反社の可能性が高い場合は、専門の調査機関に依頼してみましょう。
1つの企業だけでは、調べる範囲に限界があるからです。
専門の調査機関は、企業が調べられないところまで調べられます。
反社について相談するときは、興信所や反社チェック専門のところに依頼するのが大切です。
専門の調査機関に依頼するとコストがかかりますが、確実な情報を手に入れられる可能性があります。
コスト面を考えながら、専門の調査機関に相談しましょう。
反社会的勢力排除条項を設定する
企業と契約するときに、「反社会的勢力排除条項」を設定することも対処法の1つです。
反社会的勢力排除条項を締結することは、反社とつながっていないことを約束させる効果があります。
取引先が反社会的勢力排除条項を破った場合は、取引を中止することも可能です。
反社会的勢力排除条項は、取引先だけではなく、自社の社員と締結するのも忘れないようにしましょう。
反社会的勢力排除条項のモデル条項は下記のようなサイトで閲覧できます。
反社会的勢力排除条項を契約のときに締結することは、自社を守ることにつながります。
企業と反社との関係を断つためにも、必ず契約のときに反社会的勢力排除条項を設定しましょう。
反社会的勢力排除条項に取り入れるべき内容
しかし、反社会的勢力排除条項に具体的に取り入れるべき内容がわからない方もいるでしょう。
ここでは、反社会的勢力排除条項に取り入れるべき内容を3つ紹介します。
反社会的勢力の定義
反社会的勢力と関係を持たないことの確約
暴力的な要求行為をしないことの確約
反社会的勢力排除条項を作る際の参考にしてください。
反社会的勢力の定義
反社会的勢力排除条項には、反社会的勢力の定義を必ず記載しましょう。
反社会的勢力とは、「暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団又は個人」のことです。(参照:法務省)
しっかりと反社会的勢力の定義を記載していないと、効果が薄くなる可能性があります。
反社会的勢力に該当している者を列挙することも大切です。
下記は、反社に該当する者の例です。
- 暴力団
- 暴力団員
- 暴力団準構成員
- 暴力団関係企業
反社会的勢力に該当しないことを確約させることを定めておきましょう。
反社会的勢力と関係を持たないことの確約
相手が反社でない場合も、反社と関わっている場合もあるため、関係を持たないことを確約させる必要があります。
反社と関係を持っていた場合は、すぐに取引を中止しましょう。
反社会的勢力と関係を持たないことを確約させるための条項の例は下記の通りです。
・反社会的勢力によって経営されていること
・反社会的勢力が経営に関与していること
・自社若しくは第三者の不正の利益を図る目的又は第三者に損害を加える目的を
もってするなど、不当に反社会的勢力を利用していること
上記のように反社会的勢力と関係を持たないことを確約させましょう。
暴力的な要求行為をしないことの確約
反社会的勢力排除条項には、暴力的な行為をしないことの確約も記載しましょう。
相手が反社の場合はすぐに取引を中止する必要がありますが、暴力行為をする人も契約を取りやめる必要があります。
企業としても、暴力行為を働く相手と取引をするメリットはありません。
暴力的な要求をしないことの確約の例は下記の通りです。
- 暴力的な要求行為
- 法的な責任を超えた不当な要求行為
- 取引に関して脅迫的な言動をし、又は暴力を用いる行為
上記のように暴力的要求行為を記載し、暴力行為を行わないことを規定しましょう。
反社チェックはRoboRoboコンプライアンスチェックがおすすめ!
結論、反社チェックは「RoboRoboコンプライアンスチェック」がおすすめです。
反社とつながっていた場合、企業のイメージが下がったり、コンプライアンス違反になったりします。
反社との関係を把握するために、定期的な反社チェックを実施しなければなりません。
反社チェックは、Google検索のような無料でできるものから有料の反社チェックツールを活用する方法まであります。
Google検索は、無料でできる分気軽にできますが、調べられる範囲に限りがあります。
反社チェックは、有料ではありますが、確実かつ効率的に反社チェックが可能です。
RoboRoboコンプライアンスチェックは、はじめは無料で使うことができ、お試しで10件まで検索できます。
反社チェックツールを使ったことない方は、RoboRoboコンプライアンスチェックを使ってみましょう。