反社チェックツールのおすすめ13選を徹底比較！ 調査方法や調査対象・選び方を解説

「反社チェックツールで何ができる？」「他の方法と比べてどうなの？」「ツールの選び方を知りたい」と感じていますか？

ツールの活用は他の調査方法と比べて効率が良く、コストパも高いのでおすすめです。とは言え、さまざまなツールがあり選ぶのに手間がかかるものです。

そこで本記事では、反社チェックツールの選び方やおすすめ13の比較を紹介します。

また、他の調査方法との違いや導入後の注意点なども紹介していきます。ツール選びの手間を省きたい人や反社チェックツールへの理解を深めたい方は是非ご覧ください。

ちなみに反社チェックツール『RoboRoboコンプライアンスチェック』なら、1クリックで反社チェックを実行できます。

調査結果はAIによる自動判定で優先順位がつけられるため、すべて手作業で行う際と比較して最大98％も作業時間を短縮できます。興味がある方は以下リンクから詳細を確認してみてください。

反社チェックツールとは？

反社チェックツールとは、取引先などに反社会的勢力とのつながりがないかを確認できるツールです。

反社チェックツールは「反社チェックシステム」「反社チェックサービス」「コンプライアンスチェック」などとも呼ばれます。

反社チェックツールは、コンプライアンス遵守のために不可欠です。政府が「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針」を発表し、反社会的勢力に資金を渡さない企業運営が求められているからです。

反社会的勢力はかなり広い意味で使われており、暴力団だけでなく、半グレやゴロツキなども含みます。また、近年では表面状は企業として活動する反社会的勢力が増えているため、反社チェックの重要性が高まっているのです。

「反社チェックが必要な理由や具体的な方法」の記事では、反社チェックの必要性や具体的な取り組みについて紹介していますので併せてご覧ください。

また、反社会的勢力がバックにいる企業は「フロント企業」「舎弟企業」と呼ばれ、反社会的勢力の資金源となっています。これらの企業を見分けるために、新聞やインターネットの情報を精査する反社チェックを行っていきましょう。

反社チェックを行う方法の中でも、ツールの活用は低コストで効率よいため積極的に取り入れるのがおすすめです。

反社チェックツールの調査対象

反社チェックツールでは以下4つの情報源を調査対象としています。

反社チェックツールによって扱う情報源が異なり、それゆえに調査できる範囲にも違いがあります。

どの情報源を調べられるツールなのかを意識しながら、使用するツールを選ぶようにしましょう。

そのためにも、まずは反社チェックツールの調査対象となる以下4つの情報源について理解を深めてみてください。

1. 新聞記事
2. インターネット
3. 裁判例や官報などの公的データベース
4. 自社データベース

新聞記事

最も代表的な調査対象が、新聞記事です。

新聞記事の情報については以下2つのケースに分かれます。

• 実際に紙面に掲載された情報
• 新聞社のオンラインニュース上でのみ掲載された情報

どちらか一方を扱うツールもあれば、両方を扱うツールもあります。

扱う情報量が多いほどより詳細な反社チェックが可能です。

新聞記事は今もなおニュースメディアとしての信頼度が高く、取り扱う情報も多岐にわたります。

そのため、複数の新聞社の情報を複合的に調査することで、精度の高い情報を収集できます。

また、業界紙まで調査対象に含めるツールもあるため、特定のジャンルに特化した調査も可能です。

インターネット

反社チェックツールでの調査に向いているのが、インターネット上の情報です。

一口にインターネットと言っても具体的な調査対象はツールによってさまざまです。

たとえば、ニュースサイトなどの情報のみを検索するツールもあれば、SNSや掲示板といったコミュニティの書き込みまで検索できるものもあります。

こちらも扱う情報が幅広い反社チェックツールほど、より綿密な調査が可能です。

もっとも、インターネット上の情報量は膨大なため、単に情報を収集するだけのツールでは、かえって担当者のチェック負担が増えてしまうこともあります。

重複した情報を削除したり、リスクが高いものなどを優先的に表示したりするツールを利用するとよいでしょう。

裁判例や官報などの公的データベース

過去の裁判例や官報・国際機関による制裁リストなど、公的なデータベースを検索するツールもあります。

これらのデータベースから得られる情報は非常に信用性が高いです。

もっとも、公的データベースは情報の新鮮さに欠けることがあります。

また、よほど大きな事件を起こした過去でもない限り公表されないため、調査しても情報がヒットしないこともあります。

自社データベース

調査機関などが作成している反社チェックツールの場合には、ツールを提供する企業が独自に作成しているデータベースの調査を行うものもあります。

特に老舗企業が独自に構成しているデータベースの場合、複数の情報ソース源から信頼性の高い情報を瞬時にリサーチできるため、精度の高いチェックができるでしょう。

しかし「データベースという限られた枠内で情報を検索するだけで本当に十分なのか？」という疑問も残ります。

SDGsやCSRといった観点からは、単に暴力団や半グレなどの犯罪集団を排除するだけではなく、環境破壊行為や人権侵害行為・高額な租税回避などを行う非倫理的勢力をも排除することが求められます。

すなわち、政府指針の「暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団又は個人」という反社会的勢力の定義だけでは、今日求められる「反社」チェックの対象としては不十分なのです。

したがって、調査対象をデータベースなどの有限のリソースに限定せず、限りなく幅広く・深い情報を調査することが求められます。

【徹底比較】反社チェックツールおすすめ13選

おすすめな反社チェックツール13選を徹底比較します。

ユーザー数の多い人気ツールを厳選しているので、信頼性が高く利用価値の高いものばかりです。

紹介する反社チェックツールの比較結果は以下の通りですので、特徴や料金プランから自社に合うものを選んでみてください。

RoboRoboコンプライアンスチェック

①ワンクリック検索で作業効率化できる！

『RoboRoboコンプライアンスチェック』は、さまざまなSaaSプロダクトを展開するオープンアソシエイツの子会社が運営する反社チェックツールです。

調査対象の登録はExcelからドラッグ＆ドロップで行え、チェックは何件でもワンクリックで自動検索できるのが魅力です。

また、Excelテンプレートファイルは『RoboRoboコンプライアンスチェック』からダウンロードできるため、入出力の手間を大幅に削減できます。

利用ネガティブワードやチェック対象期間も自由に設定可能です。自社の運用に合わせて柔軟に利用してみてください。

② AI自動判定で負荷が98％も軽減！

『RoboRoboコンプライアンスチェック』にはさまざまな機能が実装されていますが、そのなかでも魅力的なのが「注目度機能」です。

AIが「高・中・低」の三段階でチェック結果を評価し、調査結果をスクリーニングします。

注目度ごとに検索結果を並び変えることもできるため、視覚的にチェック優先順位を把握でき、担当者による目視でのチェック効率を大幅に上げることができます。

実際、顧客の利用実績として、記事の目視確認負荷が最大98％削減されました。

③ニーズに合わせた料金設定！無料トライアルも！

『RoboRoboコンプライアンスチェック』は、月1件からの従量課金プランから、月1,000件まで検索できるプランまで、幅広い選択肢を提供しています。

いずれのプランも初期費用は無料なため、まずは検索数の少ないプランから試してみて、慣れてきたらより多くの検索ができるプランへと移行することも可能です。

さらに『RoboRoboコンプライアンスチェック』では、実際の取引先を10件までチェックできる無料トライアルを実施しています。

期間終了後に勝手に有料プランへと切り替わることはないため、安心して試せます。

申し込みから利用開始まではオンラインで5分程度で終了するため、この機会に一度試してみてはいかがでしょうか。

アラームボックス パワーサーチ

引用：パワーサーチ

①特徴

パワーサーチは、アラームボックスが提供しているツールで、反社チェックに利用できるツールです。

もともとは与信調査チェックツールではありますが、1社あたり500円で反社チェックができる「ワンコイン反社チェック」というサービスも展開しています。

②機能

メイン機能である与信チェックは、依頼から3営業日ほどで詳細なPDFレポートを受け取れて、調査担当者からのレポートも充実しています。

反社チェックについては、専門調査会社のデータベースへ照会を行う「ワンコイン反社チェック」のほか、追加で新聞記事の照会を行う「反社チェックプラス」があります。

③料金プラン

基本的にパワーサーチは与信調査チェックツールなので、反社チェックについては従量課金制となっています。

1社からチェックを依頼することができますが、反社チェックには専門調査会社のデータベースを利用していることもあり、単価は少し高めです。

反社DB 即時検索

引用：反社DB即時検索

①特徴

反社DB 即時検索は、日本信用情報サービスが運営するチェックツールです。

国内のデータベースでは珍しく、警察関連情報を保有している点が特徴です。

警察データベースといえば、暴力団や総会屋などの伝統的な反社会的勢力に関する情報を蓄積している一方で、半グレなどの新興勢力に弱いイメージがあります。

しかし反社DB 即時検索は、独自の知見に基づいてクレーマー情報なども収集しており、他社のツールとは異なる観点からデータベースを構築しています。

②機能

反社DB 即時検索では、一度に法人名10件・個人名10件まで検索できるため、担当者の負担を減らせます。

また、検索時にコンサルタントによる同一性確認も依頼できるため、ツールだけの利用よりも精度の高い情報を収集できるでしょう。

③料金プラン

反社DB 即時検索の初期費用・料金体系は公表されていません。

実際に使う際には、問い合わせて見積もりを得てください。

公式サイトによると、利用料金は「ID利用料金（月額）」＋「検索単価×検索件数」となっており、契約は1年単位で、契約時にID利用料金12か月分をデポジットする必要があります。

日経リスク＆コンプライアンス

引用：日経リスク＆コンプライアンス

①特徴

日経リスク＆コンプライアンスは日本経済新聞社が提供しているツールです。

日経の高い情報カバレッジ（網羅率）に加え、高度なAIを搭載したツールであり、膨大な情報を効率的・効果的に収集できます。

②機能

日経リスク＆コンプライアンスには、メディアデータベース「日系テレコン」にAI技術をかけ合わせた、「ネガティブニューススクリーニング」が実装されています。

また、国内報道だけではなく、官公庁や海外の情報にもアクセスできる点も魅力です。

「ウォッチリストスクリーニング」では、米国ダウ・ジョーンズ社が収集する要注意リストへ照会できます。

グローバルに活躍する企業にとっては重要な情報源へアクセスできるツールと言えるでしょう。

③料金プラン

日経リスク＆コンプライアンスは、料金体系を公表していません。

公式サイトによると、契約は1年単位となりますが、無料で利用できるトライアルが用意されているようです。

minuku

引用：minuku

①特徴

minukuは、セナードが提供してる反社チェックツールです。

反社会的勢力の範囲を定義するのは非常に難しいため、約10台のワークステーションが常にインターネットを巡回し、地方紙などローカル情報の収集にも力を入れています。

②機能

minukuでは、反社会的勢力の属性要件や行為要件に特化したデータベースを一括検索するシステムを提供しています。

また、Googleや掲示板の情報を収集できるRPA（ロボティック・プロセス・オートメーション）システムもあり、CRM（顧客関係管理）ツールなどに組み込めるAPI（アプリケーション・プログラミング・インターフェース）連携も可能です。

別途、詳細調査レポートや登記情報の取得代行業務を依頼できるため、幅広いニーズに対応しているツールといえます。

③料金プラン

minukuの料金プランは公表されていません。利用を検討される方は、見積もりを行うようにしてください。

sansan

引用：sansan

①特徴

sansanは、Sansanが提供する営業DX（デジタル・トランスフォーメーション）サービスで、企業情報のデータベースや名刺管理など、さまざまなサービスを展開しています。

そのなかでも、リスクチェック機能では、相手から受け取った名刺をスキャンするだけでコンプライアンス上のリスクをチェックできます。

②機能

Sansanのリスクチェック機能は、海外情報に強いRefinitiv社と、本人確認に特化したKYCC社の2つのリスクデータベースへの照会を行っています。

名刺やメール署名などの情報を登録するだけでチェックができる自動スクリーニング機能や、営業活動前にチェックできるリスク検索機能などがあります。

多くの企業で導入されているSansanの機能は、反社チェックの第一次チェックとして活用するのがおすすめです。

③料金プラン

Sansanの料金プランは公表されていません。

公式サイトによると、以下の料金の合計が利用料金になるようです。初期費用と運用支援費用は1回限りの発生ですが、それ以外の3つはランニングコストとなります。

• 初期費用
• 運用支援費用
• ライセンス費用（月額）
• オプション費用（月額）
• sansanスキャナ（月額）

RISK EYES

引用：RISK EYES

①特徴

RISK EYESは、ネット記事や新聞記事などの公知情報を用いて、取引先の反社チェックができるサービスです。

「逮捕」「事件」といったネガティブワードが事前に設定されているため、法人名や人物名を検索するだけで簡単にチェックできます。同系記事のグルーピングやAI機能による自動排除で、反社チェックの手間を大幅に削減可能です。

②機能

自社で独自に構築した「アンチソーシャルDB」にて、国内問わず海外企業の政府・国際機関の制裁リストを検索できます。

他にも、AI判定機能、除外ワードや地域名などの多彩な絞り込み検索が充実しているのも特徴です。

③料金プラン

公式サイトの情報によると、1媒体ごとの検索費用は300円です。初期費用は無料、最低利用金額は月額15,000円（税抜）となります。

代表者の調査300円〜／1件、利用者管理機能5,000円などオプションサービスもあります。

Gチェッカー

引用：Gチェッカー

①特徴

株式会社ジー・サーチが提供するGチェッカーは、全国の地方紙やニュース情報など、信頼できる新聞記事のデータベースをもとに反社チェックが可能なツールです。

調査対象となるデータベースは過去30年前まで遡れるため、信頼性の高い情報を得られます。

②機能

「一括スクリーニングWeb」では、最大1万件までの大量調査が最短翌日までに完了。チェック業務のアウトソーシングが可能で、IPO準備に向けた取引先の反社チェックに向いています。

自社の顧客システムとの連携で、調査業務の省力化・スピード化による効率的なチェックが可能です。

③料金プラン

サービスの維持コストは年間費用のみ。利用料金は記事出力件数に応じた従量料金制を採用しています。

• 基本料金：6,600円／年額
• 検索料金：88円／1検索（50対象まで一括検索可）
• 見出し表示料金：5.5円／1件～
• 本文の表示料金：55円／1件～

※法人会員の料金

反社チェックヒートマップ

引用：反社チェックヒートマップ

①特徴

反社チェックヒートマップは、「反社チェック」「コンプライアンスチェック」「与信判断指標」の3つの視点を一元化した反社チェックツールです。

過去10年分約50紙の新聞記事、独自のコンプライアンス情報データベースを併せた正確性の高いチェックを強みとしています。

②機能

500万社を超える企業データベースと、約20年の与信管理業務で蓄積された反社データベースを連携したヒートマップツール機能を提供しています。

調査結果をヒートマップという視覚的でわかりやすい形式で反映してくれるため、効率的且つスピーディーな判断が可能です。

③料金プラン

反社チェックヒートマップの料金プランは公表されていません。利用を検討される方は、資料請求、または見積もりを行うようにしてください。

RiskAnalyze

引用：RiskAnalyze

①特徴

SaaS型の反社チェックツールであるRiskAnalyzeは、反社会的勢力とのつながりや犯罪や不祥事への関与がないか調査するツールです。業界でも信頼性の高い「Solomon」のデータベースを活用しています。

国内外のリスク情報を多数保持しているので、海外企業の反社チェックやリスク分析を検討している企業におすすめです。

②機能

RiskAnalyzeには、他社サービスには採用されていない機能が豊富です。

API連携や新聞・雑誌記事検索機能に加え、オンライン上の本人確認機能である「eKYCシステム」や「年齢条件」などの絞り込み検索機能が充実しています。

③料金プラン

料金プランは年間費用6,000円＋従量課金制を採用しています。新聞・雑誌記事検索サービスのデータベース利用料が異なるので、詳細は公式サイトや資料にてご確認ください。

DQ反社チェック

引用：DQ反社チェック

①特徴

DQ反社チェックは、価格や依頼したい調査内容に合わせてプランをカスタマイズできる反社チェックサービスです。簡単な反社チェックであれば、セルフチェックで1件300円〜利用することができます。入会金・月額費用の初期費用は無料。完全従量課金制でお使いできます。

また、反社チェックの範囲が広いことや調査の深掘りが可能なのも特徴です。新聞記事やインターネット調査だけでなく、風評調査や現地調査なども実施しています。

②機能

全プランに調査レポートサービスが付いているのもポイント。プランによっては管理システムで過去の調査レポートの閲覧が可能です。

納品データはプロのチェッカーによる目視チェックの元行われるので、精度の高い反社チェックが実現します。

③料金プラン

反社チェッカー

引用：反社チェッカー

①特徴

初期費用なし、審査無料で登録後すぐに利用できる反社チェッカー。

月額11,000円で検索数の上限はありません。検索し放題なので価格重視の企業におすすめです。新規顧客や不審人物、クレーマーなど手軽なチェックでの利用に向いています。

②機能

新聞記事やテレビの情報、インターネット検索などの公知情報を情報源として反社チェックします。

しかし、独自データベースなどに依拠していないようです。正確な情報を知りたい方は直接問い合わせてみることを推奨します。

③料金プラン

フリープラン：無料（検索上限３回まで・一部機能に制限あり）
スタンダードプラン：1万円/月（検索上限無し・全機能使用可）

AUTRO 反社チェック

引用：AUTRO 反社チェック

①特徴

RPAツールを開発するオートロ株式会社が提供する反社チェックツールです。すでに活用しているシステムツールとの連携が得意で、反社チェックツール以外の業務自動化にも適しています。

AUTRO反社チェックツールなら、1.5時間かかっていた反社チェック業務が約2分で完了。担当者は結果を確認するのみです。検査結果の保存はツール上だけでなく、利用しているストレージサービスへも可能です。

②機能

Salesforceなど、既存で活用しているSFA/CRMツールとの連携が可能です。システムへの情報アップロード後、すぐに自動化できます。

API連携に優れているため、他社では不可能と言われたシステム連携もスムーズに叶えられます。

③料金プラン

50,000円〜／月　※件数やサポート範囲によって料金が変わります

反社チェックツールの料金相場

反社チェックツールの料金相場は、「月額定額制」「従量課金制」のタイプ毎に異なります。一般的な相場は以下の通りです。

月額定額制の料金相場は幅広く、数千円〜数十万円以上になることもあります。従量課金制はプランによって異なるケースがほとんどのため、必要な機能や保障のあるツールを厳選して料金を比較してみてください。

また、コストが安い反社チェックツールは、チェックできる項目が少ない可能性があります。オプションとして用意されている場合もありますが、利便性を高めるためにオプション追加を行うと、結果として割高になるかもしれません。

コストと機能、自社にかかる手間などを考慮し、バランスがよい反社チェックツールを選ぶようにしましょう。

反社チェックツールの選び方

繰り返しお伝えしているように、反社会的勢力の調べ方の中でも反社チェックツールがおすすめです。

とは言え、反社チェックツールはさまざまなものがあり、自社に合うものを選ぶのが難しいと感じる方もいるかもしれません。

選び方で迷ったら、以下のポイントから考えてみてください。

1. 情報源はどこか 
2. 調査対象・調査範囲はどこまでか
3. 最新の情報にアクセスできるか
4. スクリーニングの有無
5. 自社の顧客データと連結することができるか

情報源はどこか

まず、各種ツールがどこから情報を取集しているのか確認しましょう。

ツールは新聞記事やネット上の情報を自動的にチェックしてくれるため、反社会的勢力の確認方法として最も効率がよいです。

しかし、どの情報源を参考にしているかはツールによって異なるため、調べる対象や目的に応じて使い分けることが重要です。

例えば、既存の取引先など多数のチェックを行う場合には、Web上の情報を網羅的に検索できるサービスに優位性があります。

海外企業との取引が多い場合には、現地の情報データベースにアクセスできるかどうかが重要です。

もっとも、どのレベルまでチェックをすべきかの判断は難しいため、まずは無料トライアルを活用して効果を確かめてみるとよいでしょう。

調査対象・調査範囲はどこまでか

自社が反社会的勢力とのつながりを、どこまで調査したいのかについて明らかにしておきましょう。

調査対象や調査範囲を明らかにしておかないと、反社チェックのコストが膨大になってしまいます。

反社チェックツールでは一般的に、新聞やインターネット上の情報を扱います。

これらの情報をツールによって効率よくチェックし、リスクの高いものについてだけ専門業者などに依頼してコストを抑えるのがおすすめです。

最新の情報にアクセスできるか

反社会的勢力に関する情報は刻一刻と変化するため、最新の情報にアクセスできるツールを利用することが重要です。

自社データベースを構築しているツールは、運営会社の強みを活かした強力なデータベースは魅力的でしょう。

その一方で、情報の更新頻度が頻繁ではなかったり不明だったりするケースもあるので注意が必要です。

情報源だけでなく、ツールが利用する情報源が常に最新の状態にアップデートされているのかにも注目してください。

スクリーニングの有無

反社会的勢力に関する膨大な情報を効率よくチェックするためには、スクリーニング機能がついているツールの利用が欠かせません。

スクリーニング機能がなければ、かえって業務量が増えてしまうおそれがあるためです。

スクリーニング機能とは、検索結果を自動で判断し、目視チェックの重要度などを知らせる機能のことです。

せっかく業務効率化のためにツールを導入するのですから、スクリーニング機能のあるツールを選んで本当に効率の良い調べ方ができるようにしておきましょう。

反社チェックツールのスクリーニングには以下2種類があります。

料金を抑えたいのなら、AIによるスクリーニング機能がついているツールを選ぶようにしてください。

• ツール提供企業による人的なスクリーニング：オプション料金が必要なこともある
• AIによるスクリーニング：追加料金なしで使えることが多い

自社の顧客データと連結できるか

反社チェックにかける時間や手間を削減するためには、取引先の一括登録が可能、CRMと連動できる、といった機能が必要です。

自社の顧客データと連携できれば、改めて登録する手間がかかりません。

反社チェックツールを利用するメリット

反社チェックツールを利用するメリットは以下3つがあります。魅力を感じるなら、前向きに導入を検討していきましょう。

1. 反社チェックの負担を軽減できる
2. 世間からの信用を失うリスクを減らせる
3. AIによる自動判定で効率性アップ

反社チェックの負担を軽減できる

反社チェックツールを使うと、経済的にも作業量的にも負担を軽減できます。

反社チェックツールでは膨大な情報を一括検索でき、すぐに結果が出る上にシステムが自動で行なっているためコストも安いのです。

• 「反社チェックの作業のせいで他の業務がスムーズに進まない」
• 「反社チェックの担当者がいつも疲れた顔をしている」
• 「反社チェックにかかる人件費が大きな負担になっている」

以上に心当たりがあるのなら、反社チェックツールを導入して現状を変えていくことをおすすめします。

世間からの信用を失うリスクを減らせる

反社チェックツールを使っていると、世間からの信用を維持しやすくなります。反社会的勢力との関係を断つことは企業の義務だからです。

実際に、上場する際には反社会的勢力との関わりがないことを示す必要があります。

さらに、上場しない場合でも反社会的勢力とのつながりが疑われると、取引を中止されるなど業務に支障がでてしまうことも懸念されます。

反社会的勢力とのつながりがある企業に資金を流してしまうと、間接的に反社会的勢力を支援することになりかねないと判断されるからです。

コンプライアンス遵守を徹底している企業ほどこの傾向が強く、取引先の選定は非常にシビアに行われています。

そのため「反社会的勢力とのつながりを断つために何をしているか」「調べ方は？」といった疑問に、答えられる状態にしておくべきでしょう。

「当社では、反社会的勢力の確認方法として反社チェックツールを採用しています」と明言でき、企業としての義務を果たしていることを示せるでしょう。

AIによる自動判定で効率性アップ

反社チェックツールを導入すると作業量を減らせますが、さらに効率化したい場合にはAIによる自動判定機能のあるツールを選びましょう。

AIによる自動判定があれば、調査結果の確認にかかる手間を省けるからです。

膨大な情報をチェックする反社チェックツールの調査結果は、重複しているものがあったり、重要度の高くないものも混ざっていたりすることが多いです。

これらを全て人の目で1つずつチェックしていくのは、効率の良い確認方法とは言えないでしょう。

とりわけ、担当者の負担については、ツールの導入前よりも増える可能性さえあるので注意が必要です。

加えて、担当者にとっては慣れていない作業であるため、ツール導入初期はとくに大変な思いをすることでしょう。

ちなみに『RoboRoboコンプライアンスチェック』なら、AIによる自動判定が可能です。重複を省き、3段階の重要度をつけて重要度の高い順番で表示します。

AIによる自動判定には追加料金は不要です。初期費用も無料で、かかる費用はチェック1件あたり100円〜のみです。

反社チェックツールの使い方

反社チェックツールは、AIやアルゴリズムを用いてデータベースへの照会を行うため、複数の調査対象を大量かつ安価に調査できます。

基本的な使い方は、調査対象となる取引先の企業名や人物名を検索・登録するのみで簡単です。ここでは、RoboRoboコンプライアンスチェックツールの使い方をもとに解説します。

※下記反社チェックツールの使い方は一部となっています。

【基本的なチェックツールの使い方】

1. チェックツールにログイン
2. 取引先の登録
3. チェック条件の設定
4. 取引先チェックの実行
5. チェック結果の確認

チェック結果の確認は100件あたり1時間です。チェックの実行までは5分程度なので、取引先リストを作成していればすぐに確認完了します。

全ての取引先を一括してチェックしたあと「チェックに引っかかった対象だけを専門業者に外注する」といった使い分けも可能です。

反社チェックツールを導入した後の注意点

反社チェックツールを導入した後は、以下3点に注意してください。

導入前に確認しておくことで、より効果的に反社チェックツールの運用ができるでしょう。

1. 人の目でも確認する
2. 定期的にチェックをする
3. ツールは1次チェックに使用する

人の目でも確認する

反社チェックツールを利用したら、調査結果を人の目でも確認することをおすすめします。

ツールでの調査ではキーワードを指定して検索しますが、似ているキーワードなどがヒットしたり重複した内容がヒットしたりするからです。

反社会的勢力に関する情報だけを抽出し、危険度の高いものがないかを探しましょう。

これらの手間を最小限にしたいのであれば、AIによるスクリーニング機能がついたツールを活用するのがおすすめです。

定期的にチェックをする

反社チェックツールは1回使ったら終わりではなく、同じ調査対象についても定期的に繰り返し調査するようにしてください。

なぜなら、反社会的勢力とのつながりがいつできるかわからないからです。

定期的な調査をする場合、チェック結果の保存と管理が大切です。

いつどのキーワードで調査したのか、リスクはどれくらいあったのかを記録しておかなければ、次のチェックをいつするのかなどがわからなくなってしまいます。

データを一括管理したり、ダウンロードしたりできるツールを選ぶと、定期的なチェックにも対応しやすいでしょう。

ツールは1次チェックに使用する

反社チェックツールはあくまで、スクリーニングのために利用すべきものです。

と言うのも、公開されている情報と現状に乖離がある可能性があるからです。

ツールにてリスクが高いと判断された場合には、調査会社に依頼して現地調査・内定調査を依頼しましょう。

また、同時に取引を中止するなどの対応も必要になります。詳しくは次章で紹介します。

反社チェックツールでリスクが高いと判断されたら

反社チェックツールで、反社会的勢力との関係がある可能性が高いと判断されたら、以下2つの行動が必要です。

1. 専門機関に依頼する
2. 取引を中止する

専門機関に依頼する

先ほども触れましたが、リスクが高い取引先については現地調査をして、事実確認をすることが重要です。

したがって、反社チェックを専門に取り扱っている、信用調査会社などへの依頼をしましょう。

信用調査会社では、実際に現地へ足を運んで事実確認を行ってくれるサービスがあります。

ツールだけでは把握しきれない深い情報を得られるので、反社会的勢力とのつながりが疑われたら利用してください。

ただし、現地調査を行わずにツールによる調査結果をまとめて報告するだけのサービスもあるので注意が必要です。詳しくは以下の記事を参考にしてください。

専門機関による調査でも危険度が高いという結果が出た場合には、状況に応じて警察や暴力追放運動推進センター・弁護士などにも相談しましょう。

取引を中止する

反社会的勢力であると判明した場合には、直ちに取引を中止しましょう。長く取引を行うと不当な請求をされるリスクもありますし、自社の社会的信用にも関わるからです。

伝える際には直接的に「反社会的勢力との関わりが疑われたため」と言う必要はありません。「契約違反が疑われたため」「社内規定により」などと一般的な言葉で済ませるのがよいでしょう。

詳しく理由を伝える義務などないため、追及されたとしても応じる必要はありません。

しつこく言い寄られるようなケースでは、弁護士などの第三者に介入してもらうことも検討してください。対応方法をより詳しく知りたい場合には、以下の記事も読むことをおすすめします。

反社チェックツールの導入事例

ここまでは、おすすめの反社チェックツールについて紹介してきました。各ツールにはそれぞれの強みがありますが、そのなかでも、ワンクリックで自動検索ができ、AIによる自動チェックがあり、料金プランも豊富な『RoboRoboコンプライアンスチェック』がおすすめです！

本章では、実際に『RoboRoboコンプライアンスチェック』を導入した企業の導入事例を紹介していきます。

『RoboRoboコンプライアンスチェック』は事業規模や形態に合わせて柔軟に運用できるため、参考になれば幸いです。

1件あたりのチェック時間を30分の1に短縮！

サイバードは、日本のインターネット黎明期に創業し、常に時代の先端を走り続け、北米やアジア各国へも進出しています。

同社はかつて、年間1000件にも及ぶ反社・コンプライアンスチェックを手作業で行い、精神的にも大きな負担になっていたといいます。

そこでRoboRoboコンプライアンスチェックの無料トライアルを試してみたところ、使いやすいUIや、過去のチェックの際の判断資料を確認できる記録検索がチームから高く評価され、導入を決めました。

導入後は、1件当たり15分かかっていたチェックがわずか30秒にまで短縮され、法務担当者は本来の業務に専念できるようになりました。

チェック工程がワンステップに！

リンカーズは、ものづくり企業に向けたオープンイノベーション支援サービスなどを提供しています。

経営拡大に伴って、2年間で契約数が倍増し、月に100件以上の新規取引先のチェックに追われていました。

本来の業務に加え、コンプライアンスチェックの単純作業部分を精度を落とさず　　実施できる方法を模索していました。

そこでRoboRoboコンプライアンスチェックの無料トライアルを利用したところ、検索対象をExcelで一括入力でき、AIによる「注目度」機能を活用することにより、大幅な時間短縮に成功しました。

正式に『RoboRoboコンプライアンスチェック』を利用するようになってからは、コンプライアンスチェックにかかっていた時間を80％も短縮することができ、担当者のリソース不足が解消されました。

十分なトライアル期間で相性を確かめられた

RECEPTIONISTは、クラウドシステムを用いた入退館管理システムを提供し、来客対応業務の効率化を目指しています。

同サービスは年間120万人もの人が利用しており、契約社数は4500社にものぼります。しかし、多数の取引先を一社ずつ調査することは、人的負荷がとても大きかったといいます。

証券会社から『RoboRoboコンプライアンスチェック』を紹介され、無料トライアルを実施してみたところ、望んでいる機能をほぼ全て網羅していることが分かり、契約までは迷うこともなかったそうです。

『RoboRoboコンプライアンスチェック』の導入により、担当者がそれぞれの専門性を活かせる業務に従事できるようになりました。

無料で反社チェックをする方法

「できれば無料で反社チェックをしたい」と感じる人もいるかもしれません。

無料で反社会的勢力をチェックする方法は以下が挙げられます。

• Google検索などを自社で行う
• 無料ツールを利用する
• 無料トライアルを利用する

ただ、Google検索は膨大な手間がかかりますし、完全無料のツールは検索回数などに制限があるため、継続的な使用には向かないでしょう。

したがって、無料トライアルを活用してツールの使用感を確かめつつ、気に入った有料ツールを取り入れるのがおすすめです。

ちなみに『RoboRoboコンプライアンスチェック』は30日間の無料トライアルを実施しているため、実際の取引先データにて使用感を確かめられます。

自動更新はなく、勝手に料金が発生する心配はないので気軽に始めてみてください。

まとめ

今回は、反社チェックツールの概要やおすすめツール、導入にあたって比較や注意すべきポイントなどを紹介しました。

ますます重要性が増している反社チェックですが、チェックに追われて本来の業務にリソースを割けなかったり、チェックの精度を落とさざるを得ない状況にある企業も多いと思います。

最も効率のよい反社会的勢力の調べ方は反社チェックツールです。

膨大な情報から関連する情報を、人力では不可能なスピードでチェックできるからです。

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